続・運命の出会い-後編-
そして、とうとう1年後にフランクが一緒に住みたいって気持ちに。
サンタクルーズは凄く好きだったけど、空港まで10分の通勤から1時間半はさせられないねえって思って、私がまた引越し。
上がり下がりもありながら、同居生活が始まりました。そしてあの結婚のエピーソードまで。
で、登場するのが、私が初めてサンフランシスコの空港に降り立った時に、私の名前を持って立っていたカルロス。
彼は 牧師さんでして。同性結婚が合法になり、
フランクと結婚を決めた時に、真っ先にカルロスに頼んで、我が家で結婚式を挙げました。
リムジンバスで、ジョーと出会っていなければ、キースとの出会いも無かったし。
カンタスに乗らなかったら、スッチーになろうなんて思わなかったかもしれないし。
キースがカルロスに私を迎えに来させなかったら、彼とも出会っていなかったのかも。
26年後に、その彼に結婚式を挙げてもらいました。
私はどれだけ出会った皆様に感謝したいだろう。本当に有難うです。
追伸
私がフランクと一緒に住み始めてから、キースが一度訪ねて来た事があって。
私の大好きな二人、お互いに知って欲しかったし、丁度良い機会で。
まあアパートを見て、挨拶して帰っただけだけどね。
その明後日には電話で話していたなあ?何を話していたかは知らないし、聞かなかったけど。
気分的にはバトンタッチしてたような?
キースは13歳年上で、フランクは5歳年下。経験者と未経験者、皆んながお互いの確認をしていたような。
その頃に私はフランクの母に手紙を書きました。
ある朝起きた時、隣に真っ白なベッドシーツの中で寝ているフランク、まるで天使のようでした。
(勿論白人だし、フランクは日焼けも出来ないタイプの白人なので)
性格もまるで天使のような人で、こんな彼に育ててくれて有難う。
私みたいなのが彼と一緒になって良いのだろうか?自信もないけど、でもきっと幸せにしてみせます。
って、こっそりと送りました。母がフランクに見せたかどうかは知りませんがね…。
End