パームスプリングズへのターンっていうフライト
先月自宅待機のスケジュールで、南カリフォルニアにあるパームスプリングズへのターンってフライトが入りました。
そこはサンフランシスコから飛行機で1時間弱、殆ど砂漠地帯で、ゴルフやらキャンピングなどのリゾート地で有名な場所。
でも定年後をここで過ごすって大きなゲイコミュニティとでも知られている場所。
国内線はあまり飛ばないから、このフライトが入った時も、何処じゃい?って感じでフランクに聞いたら、教えてくれて。
あー話には聞いた事がある場所やなって感覚。
どんな客層なんだろうって、ちょっとだけ興味はあったのだけどね。
勿論短距離だし、飛行機も約120人乗りの小さな物。
たまたま知っているクルーと一緒で、私は搭乗時にドアの所でご挨拶の担 当でした。
フライトが始まり、挨拶しながらご案内。
でも観光客、ビジネス、会社のコンペなど別に他のフライトと何せ変わらない客層。
私のゲイダーの反応は…
飛行中にゲイダーは働いたけど、数人だけ。
なーんだ、こんなものなんだーって感じで現地に到着。
お客を降ろし、ターンだけど機体チェンジだったので、我々も降りて次の飛行機に。
乗り込んで、さあ搭乗が始まりました。例のごとく挨拶しながら、あらゲイカップルってゲイダーが。
でも次の瞬間、あれ?あれ?あれ?ゲイしか見えない!?カップル、友人同士、個人など、でもとにかく次から次へと溢れ出てきて。
挨拶しながら笑いが止まらなくなって、隣に居たパーサーの彼女に、ねえねえ?って話しかけたら、彼女も笑っててさ。
一体何事?って思いながら、二人で笑 いが止まらない状態。
そろそろ搭乗も終わりで、飛行機も満席になって来てたって時に、ふと残りの列を見たら、
何と私の事務所の一番偉い上司がその彼と一緒に飛行機に乗って来るのが見えて、また大笑い。
75%~80%がゲイのお客様?!
久しぶり元気?って挨拶から始まり、フランク元気?っていつもの流れで。
その飛行機、多分75%から80%のお客がゲイだったと思う。
ドアが閉まってゲートを離れ、安全設備のデモンストレーションを通路で行っていた時には、私の笑いは最高超!ニヤけ顔を隠すのが精一杯だった。
22年飛んでいて、こんなに大勢のゲイのお客と搭乗するのは初めて。
どうやら週末に催し物があったようで?皆様その帰路でサンフランシスコへ。
飛行時間が短いから飲み物だけのサービス。朝までパーティーしていたのでしょうね、
続けて飲んでいる人達も居れば、大抵が口をあんぐり開けて寝てたり。
なんだか幸せなフライドだった…
でも手をつないだまま、肩に頭乗っけて爆睡、中には膝の上に頭乗っけてなどなど。
もうここは機内でなくて、自宅の居間、ソファーの上状態だね。
その光景がとても愛らしくって、私は一人ルンルンしながら、サービス旺盛精神で、途中で起きたお客にも、何か飲む~?って感じで行ったり来たり。
こういうフライトがしてみたかったの。
皆んな穏やかで、文句無し。
飲み物を手渡しても、奪い取らずにちゃんと両手で受け取ってくれて、
ちゃんと目を見つめながらお礼を言ってくれる、
しかも笑顔で!もう感無量!
まあ二度とこんなフライトには乗れないだろうけど、
仕事してて良かったーって思えるフライトでした。