ライフスタイル-娘がレズビアンの親のお話-

Sabuの連載


以前にも、野球選手がカミングアウトした時に、それまで彼の熱狂なファンだった人が、
カミングアウトの後に野球選手の事を罵ったって事を書いたと思うのだけど、これまたこのライフスタイルって言葉に触れたくて。

娘がレズビアンの親、そして息子がゲイの親の話で、どちらの母親もクルーです。
今回は娘がレズビアンの親だった時の話を。

◆娘がレズビアンの親

まずは娘がレズビアンの母の話から。以前一度だけ飛んだ事のある彼女。
キャビンも違ったし、一緒に出かけもしなかったので、顔をうっすら覚えているだけ。

で今回は一緒のキャビンで働く事に。
サービスが終われば、あとは次のサービスまで時間つぶし。
彼女から、どこに住んでいるんだっけ?って話で会話が始まり、フランクの事も結構知ってる素振りで、身内話が始まった。

彼女が、娘とそのパートナー って口にした瞬 間に、あれ?もしかしてってのが横切った。
すぐに娘とそのパートナーの写真を見せてくれました。とっても自慢げに話しているので、娘もきっとあなたの事が自慢の親でしょう?って聞いたら、当たり前よって。

で、娘が19歳の時にカミングアウトした話をしてくれました。
娘は涙ぐみながら、私がレズビアンである事で、両親の友人達から罵られないだろうか?
両親にも迷惑をかけるのではないだろうか?って不安があったけど、自分は隠せなし、知ってほしいからって。
彼女の返事は、「私の娘がレズビアンだからって偏見を持つような人は私の友人ではないわよ!」だって。

「レズビアンはライフスタイルでないの!生まれる時に、目の色、髪の毛の色、肌や身長だって選べる?
全て持って生まれて来るもので、変えられるものではないの!」ってきっぱりと。
あまりのあっぱれな言葉に仰天してしまった私だが、母の次の難関って父親でしょう?

すぐに父親の反応はどうだった?って聞いたら、勿論同じ意見よって。
私の夫だし、娘は娘よって。彼の友人の夫婦にも話したら、
最初はちょっと~って感じだったらしいのだど、ライフスタイルでなくライフなのって説明したら、
時間と共に納得したらしく、今では友人宅に娘とパートナーだけでも食事に呼ばれたり、皆んなで出かけたり、
とっても親しい親友のようだって。

勿論父親も以前よりももっと家族愛が深まった感じってさ。
凄く前向きな彼女、娘をサポートする言葉に対して、私の親でもないのに、
そんなあなたで居てくれて有難うって、涙ぐんでハグしてしまった。

なんてラッキーな娘だろうね。

次回は息子がゲイっていう話。お楽しみに。

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